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FX  巧い人の思考
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商品先物市場では、どのような商品が取引されているのでしょうか?
有名なところでは、ガソリン・原油・とうもろこしなどあります。
そもそも、先物市場で取り扱いされている商品は、大量生産可能・品質均等なもので価格操作ができないものです。
昔、「赤いダイヤ」という小説で、買占めの様子がありましたが、そんな風に価格操作されないような商品に限定しているようです。
といっても、価格を操作したいという野望は、いつの時代にもつきないものです。
海外では、銀の買占めをしようとしたハント兄弟とか、いろいろあります。
まあ、私のような個人投資家には、関係ありませんが(笑)。
ということで、簡単に商品先物市場で取引されている代表的な商品を上げてみました。
[日本]
とうもろこし、小豆、大豆、コーヒー豆、粗糖、金、ガソリン、灯油
[海外]
小麦、とうもろこし、大豆、綿花、砂糖、コーヒー豆、冷凍オレンジジュース、生牛、ガソリン、天然ガス、金、銀
いろいろありますねー。
特に、海外の商品先物市場で取り扱いされている、生牛なんて言うものは、日本人の私から見るとちょっと奇妙に見えますねー(笑)。
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農産物の価格や、貴金属の価格は不透明です。
ですから、現在の先物の価格が安ければ、先物を買っておくことで将来の6ヵ月後に必要な物資を調達するのに役立ちます。
また、とうもろこし等の農産物ですと、半年後に収穫できることが確実な場合、現在の先物価格が高い時に先物を売っておきます。
そうすることで、半年後の収益の予想をたてることができます。
現在は、投機的な側面ばかりが注目されていますが、本来は価格の安定・収益の安定のために利用されるための相場なのです。
ザラバ・板寄せという方法で、商品先物市場では売買が行われています。
ザラバとは、正式には複数約定値段方式といい、一定時間帯に複数の値段が接続的に形成される方法です。
株式の取引を経験されたことのある方なら、この方法はなじみが深いと思います。
ザラバ方式では、立会時間に値段と数量がマッチしたものを取引成立させています。
取引のルールとしては、価格優先⇒時間優先の原則があります。
メリットとしては、刻々と変化する取引の状況に対応しやすいという点が挙げられます。
例えば、アメリカがイラク戦争を始めたというニュースが流れた時に、原油上がる?と思った人は、すぐに買いを入れることができます。
また、オプション取引・さや取りとも相性がよく、円滑に取引を成立させることができます。
デメリットとしては、取引の成立価格が不明瞭なことです。
指値をする場合を除いて、取引業者との取次ぎの過程で、自分がどの値段が約定したのかの過程がわかりにくいのです。

一方、板寄せ方式とは、午前10時・11時・午後1時・3時などと時間を決め、その決められた時間に売り手と買い手が集合し、その時点で全ての売買を決めます。
そのとき、売りたい人が多ければ価格は下がり、買いたい人が多ければ、価格は上がります。
メリットとしては、取引の成立価格が透明で明瞭である点が挙げられます。
板寄せでは、一本値なので委託取引において、取引価格が明瞭であります。
デメリットとしては、さや取り・オプション取引などとの相性が悪い点があります。
また、刻々と変化する状況に対応が遅れるという点も挙げられます。
このように、商品先物の取引方法には、2種類ありますが、取引する商品によってどちらの方法かきまっています。
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